修理か破壊か、、、

今日は良い天気でした。ぱーっと走りたかったのですが、1ヶ月前くらいからオイル漏れが続いており、その手当に重い腰を上げました。ついでにプラグも交換しました。

午前中、ライコランドへ行き、プラグ、プラグレンチ、かじり防止のためのカッパーコンパウンドを買う。
ついでにタペットクリアランスを確認するための、シリンダーヘッドを開けるために、オイルバット、シクネスゲージなども調達。6,000円くらいかかってしまった。
帰りにファトリーギアでトルクレンチを買う。これもピンキリでどうしようか迷ってたんですが、結局100Nmくらいの直読式にしました。プリセット式だと安いもので8,000円、高いと2万円くらいしますが、これだと3,000円。ちょっとスケールが大きすぎますが、まあどうせ気休めなのでこれでよいでしょう。


午後から作業にかかりました。
まずはオイルパンからのオイル漏れを止めるために、オイルパンを留めているネジを一本ずつ外してカッパーコンパウンドを付けて約10Nmで締め込んでいきます。ただ直読式なので目盛りが下向きにしたならず、潜り込んでの作業となりました。
なんか格好だけ見るとバイクいじりな人みたいです。
しかも直読式ってどこで規定トルクなのかよくわかりません。まあ適当に締めました。(トルクレンチの意味があるのか?)
均等に締めるために一応、ばらばらに締めていきます。
まあ本当ならば左右交互に締めるべきなんでしょうが、左は漏れてないので、この際無視。



次にプラグとタペットクリアランス。
まずプラグを外します。エアでゴミを飛ばすべしと言われていますが、エアツールなんぞ持てないのでふっと吹いただけ。
外すのはまあ簡単に外せます。
次にシリンダーヘッドを外します。ネジを3本外すだけです。しかし、シリンダーヘッドを外すなど生まれて初めての経験です。
なんか格好だけ見るとバイクいじりな人みたいです。
ヘッドを開けるとどばっとオイルが漏れました。やはりオイルバットが必要です。
フライホイールのゴムキャップを外して、ギアを2速に入れてリアタイヤを回すと、TCマークが出たところが上圧縮点、、、のはずなんですが、結構重いです。プラグ交換と同時にやるのは、圧縮を逃がすためにプラグを外す必要があるからです。ついでにやる、ということです。
しかしプラグを外して圧縮を逃がしても簡単には回ってくれません。しかも回るとぴゅーっと回ってしまうのでどこが上圧縮点やらよくわかりません。何回か回してよーくタペットの動きを見ていたら、EX側バルブが開いておお、ここが排気だな、次にIN側バルブが開いて、閉じて、ここからが圧縮行程になった。そのまましばらく行くとTCマークが出ました。
ここが上圧縮点です。ここではバルブが完全に閉じていて、タペットとバルブの間にギャップがあるはずです。このギャップをシクネスゲージで図ります。IN側0.1mm、OUT側0.15mmを差し込んでみます。入りますね。広がってるかもしれませんが、今回はギャップが狭くなってなければOKとしましょう。


反対側はまたちょっと大変で、バルブの動きとフライホイールのマークを両方見られないので、とりあえずバルブの動きで上圧縮点を出しました。こっちもOKっぽいです。



ヘッドを閉じてからプラグを付けます。OHVボクサーはNGKだとBP6ESですが、本車のプラグコードは抵抗が入ってないタイプに交換してあるので抵抗入りのBPR6ESを使います。付いてたヤツを確認してよかった。
プラグのネジのところにカッパーコンパウンドを塗って締め込みます。25Nmですがよくわからないので適当に締めました。20Nmくらいかな。(トルクレンチの意味がない)
プラグのガイシに貼り付き防止のためにシリコングリスを塗って、プラグキャップをはめて終わり。
カッパーコンパウンドなんかそんなに使わないので小分けしたものでよかったのですが、ボトル入りしかなかった。しかもハケ付きで簡単、と書いてありますが、とんでもねえ。ベタベタのグリス状なので結局指ですくって塗布するしかなかった。
次使うのはいつのことやら。



全部終わって1時間ほど試走しましたが、とりあえずエンジンは動きました。よかった。
オイル漏れの方は不明です。一週間後にどうなってるやら。